社長メッセージ

富田 哲史

開業して60年

2024年、日の丸自動車興業は、前々回の東京オリンピック開催に合わせて開業し61年目を迎えました。この60年の間に日本の観光は大きく変化しましたが、次の100年はもっと大きな変革の時代をむかえようとしています。

観光は、感動産業

その行方は定かではございませんが、未知の場所を訪れたい、外国へ赴き他国の文化や豊かさに触れたい、その場所に住む人々と触れ合い友人になりたいといった欲求はこれからも変わらずにあり続けるはずです。観光産業は人々の知的好奇心を充足するために存在する魔法のような産業なのだと思います。

私たちはそういう視点を持ち、次の100年の事業に取り組んでいきます。人と人そして人と地域の理解を深め合うことに貢献することで、人々の人生をより豊かにする役割を担いたいと考えています。

社会へインパクトを与える仕事

日本初のオープンデッキバス「スカイバス東京」の運行は、平成16年に始まりました。スカイバスは車両の特殊性もさることながら、一周/約一時間という所要時間と価格の手頃感から、都市観光に新たな切り口を開くことができました。活躍の場も、札幌から沖縄まで8エリアでの期間限定運行や、スポーツの優勝パレードといったイベントなど、多岐にわたっております。こうした実績が認められ、平成21年1月、東京のバス会社として60年ぶりとなる定期観光事業免許取得に繋がりました。当初、皇居・銀座・丸の内を周遊する単一のコースから開始した「スカイバス東京」は、現在ではお台場や東京タワー、東京スカイツリー、六本木などの複数のコースに拡大し、多くの観光客の皆さまに支持され続けています。

固定観念を打破し新たなマーケットを

先行きを見通すことが困難であれば、自ら未来を創り出すことが重要ではないでしょうか。人々に感動していただくため、より豊かな人生を歩んでいただくために、私たちがどのようなサービスを提供すべきか常に問うことが重要です。観光は、人々の心に訴えかけるビジネスです。私たちだけでなく様々なパートナー企業と連携し社会全体へ変革を起こすサービスの提供を実現し続けていきたいと切に望みます。「社会へインパクトを与える仕事」を心がけ日々努力していく所存であり、皆様のご支援を賜りたくお願い申し上げます。

日の丸自動車興業
代表取締役社長
 富田 哲史